「離婚」は「結婚」と同じくらいあなたの人生模様をガラリと変えてしまいます。
離婚をしようかな…と思っても、その先の人生を考えると躊躇してしまうもの。

 

離婚した方が良いのか?
離婚はしない方が良いのか?

悩めば悩むほど考えはこんがらがってしまい、自分が納得できる結果は出し難くなります。
そこでどうすれば離婚をする?しない?に対する答えが出やすくなるのでしょうか。

あなたの本当の気持ちを覗いてみましょう。

 

 

 

 

 

「迷うなら離婚はしない!」

まず我々が申し上げたいのは「迷うくらいなら離婚はしない方が良い」という事です。

離婚をしたい!と強く気持ちを持っているのであれば離婚に向けて突き進む気持ちや力があれば何でも超えていけるかもしれませんが、離婚に悩んでいるというのであれば離婚はしない、配偶者に離婚の意思を伝えないのがベストです。
気持ちが固まってから改めて伝えた方が余程いいでしょう。

こうした言葉に対して、あなたは今どう感じていますか?

1:納得してしまう
2:「そんな事ない!」と心が動かされる
3:何も感じない

1:納得してしまう方

「やっぱり離婚はしない方が良いんだろうな」と妙に納得した気持ちを持った方は、やはり離婚準備を始めるのは早いでしょう。
現段階では離婚に対する気持ちをいったん納めることをお勧めします。

結婚をすれば、必ず一度や二度は離婚を考える物です。
今のあなたの状態は、誰しも経験しているものなのですから、珍しいものではありません。

あなたが離婚を意識したのは何が原因だったのでしょうか?
配偶者との性格の不一致でしょうか?
なのであれば、まずはあなたの考え方をシフトすることが求められます。

配偶者の考え方を、あなたが変える事は出来ません。
「ここがダメ!」「こう変えて!」と相手に伝えても、相手は反発をするだけで決して変わる事はしないでしょう。
相手の価値観を無理やり変えようとしても、必ず失敗するはずです。

夫婦は他人です。
別々の価値観でそれまで生きてきて、そして今でも違う価値観を持っている別の人間です。
あなたにとって「これが正しい」と思う事であっても、相手にとっては「ダメな事」なのかもしれません。

戦争は、それぞれの国の良いと思う主張がぶつかり合って発生するものです。
その主張に「悪」は無く、どちらもお互いが「正しい」と思っているのです。
夫婦もそれと同じで、価値観の違いに気付かなければ戦争が長引くだけです。

価値観の違いという点でいえば、あなたにとっては「離婚だ!」と思う事であっても、配偶者からすれば「夫婦ならばよくあること」なのかもしれません。
このように、価値観や認識のズレから夫婦仲に亀裂が入ってしまうのです。

・価値観の違いを受け入れる
・認識のズレを正す

こうしたポイントにお互い注意して気付くことが出来れば、夫婦仲は修正していける可能性が高まります。

しかし認識のズレはなかなか見つける事が出来ません。
どこがどう違うのか?
どこから違っているのか?
ポイントを押さえながら修正をしていかなければ、また同じことの繰り返しになります。

あなた自身も今振り返ってみて、離婚をしたいと思っている配偶者の事を想像してみてください。
こうした認識のズレがありそうなのであれば、いったん立ち止まってそのズレを修正してみるのが先決です。

2:「そんな事ない!」と心が動かされる

「離婚はしない方が良いです」との言葉に対して「そんな事ない!」と心が動かされて強く反発したいのであれば、離婚をするべきと考えましょう

離婚準備を進めて行き現実となっていくことで、よりあなたの離婚したい気持ちははっきりと自覚出来ていくことでしょう。
準備をしていくことで、あなた自身の離婚後の生活がより鮮明になっていくことでしょう。

しかし注意も必要です。
感情だけで突っ走って離婚へと向かうことはよくありませんので、準備と並行してでも、先に設計を立てるにしても、どちらにしろ離婚後の生活像(イメージ)をきちんと持っておくことが重要です。
ある程度の目処がついてからでも離婚をするのは遅くはありません。

離婚をするからという勢いで職を変えたり、突然別居をしたりという事もあまりお勧めしません。
別居をするのであれば、離婚後の通勤場所・時間や、お子様が居る場合にはお子様の学校や通学経路、預け先の確保などを考えたうえで行うべきでしょう。

より大変な思いをするために離婚をするものではなく、あなたが今よりも幸せになるために離婚をするわけですから、あなた自身の未来設計をキチンと立てて離婚に臨みましょう。

3:何も感じない

「何も感じない」と思った方は、離婚に対する知識が乏しいのかもしれません。
漠然と離婚をしたいと考えるのではなく、もう一歩踏み込んで離婚に関する知識を増やしてみましょう。

離婚をした後に苦労する事といえば

・生活費(生活場所)
・子供の養育費
・慰謝料
・年金

以上のように、やはり金銭面での問題が発生するケースが非常に多くなっています。
また、精神面でも様々な苦労は発生します。

・子供への罪悪感
・世間体(職場での噂など)
・配偶者の大切さ

離婚後に初めて気付く感情をコントロールできず、苦労する方もいらっしゃいます。
こうしたポイントについて、どう対処していくのか?を具体的にイメージすることであなたの中の漠然とした「離婚」というものがより具体的になり、離婚をするべきかしないべきか?という問いがより明確になってくることでしょう。

 

 

離婚をするか?離婚をしないか?
人生を大きく左右する選択肢がゆえに、深く悩んでしまわれることでしょう。

それでも離婚したいと思われましたら、より良い状況で離婚出来る環境を作ることをお勧めいたします。